(令和3年4月1日から令和4年3月31日まで)
令和2年度から引き続き、新型コロナウィルス感染症拡大の影響による観光産業の疲弊、地域経済の低迷が続く先行き不透明なコロナ禍の中で、従来の観光物産の振興に繋がる事業展開が難しい状況での一年となり、特に「果樹王国ひがしねさくらんぼフェスティバル」や「た~んとほおバルフェスタinひがしね」といった本市への誘客に繋がる観光イベントは開催出来ませんでした。
しかしながら、ウェブサイトを活用した「オンラインバスツアー」の実施や「新しい生活様式に沿ったくだもの狩り」マニュアルの動画配信、「ひがしね観光PR動画制作事業」、「果樹王国ひがしねキーワードクイズキャンペーン」など、ウィズコロナを意識した新たな事業を企画実施することで本市の魅力発信に努めて参りました。
また、令和2年度より実施している事業として、「お家でグルメひがしね満福事業」や「果樹王国ひがしねフルーツファンクラブ事業」では県内外に販売促進を図り、従来のような観光イベント、観光キャンペーンなどでの物産販売が出来ない状況の中で、旬のフルーツ並びに市内特産品の消費拡大に努めるとともに、観光復興に向けた支援事業として、東根温泉協同組合との連携を図り「地元に泊まろう!あと宿キャンペーン」を実施し、市内宿泊施設への誘客拡大を図りました。
本市観光体験メニューの主力でもある「フルーツ狩り体験」においては、令和2年度は開園自粛した「さくらんぼ観光果樹園」の開園や新たに「観光いちご園」も開園するなど、明るい兆しも見えたところです。
東根市ふるさと納税返礼品の取扱い事業においては、主力品である「東根さくらんぼ」の不作による受注数の減少もあり、厳しい状況が続いておりましたが、新たな特産品や加工品などのラインナップを増やすとともに、当協会内に「果樹王国ひがしねふるさと納税委員会」を新たに設立し、返礼品の新規提案や特産品の販売促進、消費拡大に努めております。

東根市さくらんぼタント館の管理運営については、指定管理者として施設利用者の安全確保、公平なサービスの向上、ウィズコロナに対応した適正な環境整備及び施設の管理運営に努めるとともに、関係機関と連携を図り駐車場の放置車両に対する対応に取り組んで参りました。
東の杜においては共同事業体の構成団体との連携を図り、施設の管理運営のほか、コロナ禍の中で感染防止策を講じたソフト事業を実施し交流事業の促進を図るとともに、新たに令和4年度から5ヶ年の指定管理を請けることとなりました。